【記事訳】「瞬間」に関して…8年ぶりに正規アルバムを出すプファルのキム・テウォン [Boohwal 2020]
こんにちは~ご無沙汰しております。花かんざしです。
前回の記事からすっかり季節が過ぎてしまいました(汗)
それにしても、8月も終わりだというのに、この暑さ!
今年は新型コロナウイルス対策も加わっているので、暑さが一層こたえます。
さて、今日はプファル(復活)がもうすぐ新曲をリリースするというニュース記事をご紹介します。記事によると、9月2日(追記:10日ほど遅れるようです)に新曲「瞬間」がリリースされ、12月には待望の14集アルバムも出るとのこと。キム・テウォンさんのインタビューが書かれたこの記事を日本語訳してみました。また、テウォンさんが出演しているYoutubeチャンネルについても少し書いてみました。
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「瞬間」に関して…8年ぶりに正規アルバムを出すプファルのキム・テウォン
高陽=イム・ヒユン記者
入力:2020-08-20 16:48 修正:2020-08-20 18:28
12月に8年ぶりの正規アルバム…「プファル」ギタリストキム・テウォン
「瞬間」に関して…8年ぶりに正規アルバムを出すプファルのキム・テウォン
高陽=イム・ヒユン記者
入力:2020-08-20 16:48 修正:2020-08-20 18:28
12月に8年ぶりの正規アルバム…「プファル」ギタリストキム・テウォン
19日京畿道高陽市の自宅で会ったキム・テウォン。彼が昨年購入したアメリカの製造メーカー「ESP」の電子ギターを持って見せた。「Never Ending Story」「愛するほど」「雨とあなたの物語」「ヒヤ」…彼は「これまで13枚のアルバムと曲を、すべて命懸けで出した。」と言った。高陽=キム・ジェミョン記者
19日午後、京畿道高陽市のとあるマンション。ギタリストのキム・テウォン(55)の自宅だ。少し前にYoutubeチャンネル「キムテウォンクラス」の撮影を終えるとすぐに、彼は室内の照明を全て消した。今までに出会ったインタビュイー(インタビューを受ける人)の中で、日本のバンド「X JAPAN」のYOSHIKI以来最も黒いサングラス、アイルランドのバンド「マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン」のケヴィン・シールズ以来最も低い室内照度。複合したケースは初めてだった。テーブルの前のキム氏のシルエットはそのためまるで幽霊のようだった。彼は小さなスプーンでインスタントのかぼちゃ粥を食べていた。まるでダンジョン(地下牢)にでも入場したかのようだった。
「9月2日(追記:10日ほど遅れるようです)にシングル『瞬間/순간/スンガン』をリリースする。そして12月に14集を出す。8年ぶりの正規アルバム。『瞬間』は収録曲の中で初めて披露する曲だ。」
意外にもピアニストのイルマが「瞬間」をキム・テウォンと共同で作曲した。キム氏の曲が90%以上、残りの曲もメンバーたちの役目だった35年のプファルの音楽世界において破格だ。
「長年イルマのファンだった。互いの音楽を尊重する者同士の瞬間的な出会いは、まるで20年来の友人との出会いのようだった。」
瞬間の幅に関したアルバムになるだろうと話した。
「1秒にもならないと思った瞬間の幅とは、一体どのくらいなのか。それについて新たに考えているところだ。」
きっかけがある。未曽有の苦痛だ。数年来体調がよくなかった。昨年の夏がピークだった。脳が変だった。聞いていた音楽を消しても左耳から音楽がずっと聞こえた。ついには数十年間弾いていたギターコードですら浮かんでこなかった。結局イベント会場の舞台裏で倒れた。アルコールによる肝臓と脳のショック。
「土砂降りだったあの日。8月11日だった。絶望だった。キム・ジェギ(プファル3集のボーカル)が夭折したのも1993年のその日だったから。」
変数は別にある。パク・ワンギュの復帰だ。「Lonely Night」をヒットさせた5集「火の発見」以降、23年ぶりの再会。
「いつもワンギュの低音が恋しかった。何年か前にフィリピンで会った。私が「体重を減らせ」という宿題を出した。1年で30キロ減量したそうだ。それ位の意思があればプファルのリードボーカルの座に不足はないと思った。」
10代目ボーカルのチョン・ドンハを2013年にソロ歌手として見送った後、彼は「イ・スンチョルが脱退したころと同じようなスランプに陥った。」と打ち明けた。
14集で過去、現在、未来のすべての瞬間を考察するつもりだ。
「速い曲を少し入れるだろう。ワンギュが来るから。ギター演奏曲も入れたい。ロイ・ブキャナン、ゲイリー・ムーアに匹敵するような曲で。」
今年始めた Youtubeチャンネル「キムテウォンクラス」で最近「キムテウォン石箱」プロジェクトを進行中だ。音源プラットフォームのGENIE MUSICと共に非対面式オーディションを開催し原石のようなアマチュア音楽家を発掘するというもの。現在決勝を控えている。
「一方ではいつも不満があった。複数の放送局と企画会社が掌握した場で外見のような基準を突き付けるスター製造方式に。自らの音楽に夢中になり、自分のコンプレックスと戦う過程から登場するミュージシャンを見てみたい。7歳の純粋さを大切にしている人を選びたい。」
先月エンニオ・モリコーネが亡くなった時、彼は実の父親を亡くしたような痛みを感じたと言った。プファルの2集で映画「ウエスタン」、10集で「ミッション」のテーマをギター演奏で再解釈した。
「会ったことはないが、私にとって偉大は師匠でした。レッド・ツェッペリンを知る前にモリコーネがいた。彼の情緒と旋律、生き方と音楽が、すべて私の道しるべでした。」
俳優で例えるとクリント・イーストウッドが彼のロールモデルだ。
「彼が手を付けるとどんな作品も品格が生まれる。そんな生き方が残りの夢だ。
キム氏はもしかするとまだ人生の荒涼とした西部のどこかを歩いているのかもしれない。
原文↓
日本でも人気?の韓国ドラマ「梨泰院クラス」をもじったネーミング。キム・テウォンといえば、梨泰院。梨泰院と言えばキム・テウォンを連想するのかしら?
ところで12分20秒あたりから14集について語っています。
参考動画↓
この映画の音楽監督が今回の記事にも出てきたエンニオ・モリコーネ。
現在、テウォンさんのお父様はアルツハイマー型認知症で一緒に暮らすお母さま以外は誰なのかわからなくなっているそうです。
そんなご両親の20代の頃の出会いの瞬間を想像し音楽にしてみたいとのこと。
そのような過去の瞬間もあり、今現在も瞬間であるし、未来も瞬間である…
「9月2日(追記:10日ほど遅れるようです)にシングル『瞬間/순간/スンガン』をリリースする。そして12月に14集を出す。8年ぶりの正規アルバム。『瞬間』は収録曲の中で初めて披露する曲だ。」
意外にもピアニストのイルマが「瞬間」をキム・テウォンと共同で作曲した。キム氏の曲が90%以上、残りの曲もメンバーたちの役目だった35年のプファルの音楽世界において破格だ。
「長年イルマのファンだった。互いの音楽を尊重する者同士の瞬間的な出会いは、まるで20年来の友人との出会いのようだった。」
瞬間の幅に関したアルバムになるだろうと話した。
「1秒にもならないと思った瞬間の幅とは、一体どのくらいなのか。それについて新たに考えているところだ。」
きっかけがある。未曽有の苦痛だ。数年来体調がよくなかった。昨年の夏がピークだった。脳が変だった。聞いていた音楽を消しても左耳から音楽がずっと聞こえた。ついには数十年間弾いていたギターコードですら浮かんでこなかった。結局イベント会場の舞台裏で倒れた。アルコールによる肝臓と脳のショック。
「土砂降りだったあの日。8月11日だった。絶望だった。キム・ジェギ(プファル3集のボーカル)が夭折したのも1993年のその日だったから。」
19日京畿道高陽市の自宅で会ったキム・テウォン。彼が昨年購入したアメリカの製造メーカー「ESP」の電子ギターを持って見せた。「Never Ending Story」「愛するほど」「雨とあなたの物語」「ヒヤ」…彼は「これまで13枚のアルバムと曲を、すべて命懸けで出した。」と言った。高陽=キム・ジェミョン記者
2か月間入院した後に回復した。ずっと飲み続けていた酒を断った。14集は彼が断酒して作業する最初のアルバムになるはずだ。
2か月間入院した後に回復した。ずっと飲み続けていた酒を断った。14集は彼が断酒して作業する最初のアルバムになるはずだ。
「影響はない。私の音楽カラーがとにかくはっきりしているから。簡単には変わらない。」
変数は別にある。パク・ワンギュの復帰だ。「Lonely Night」をヒットさせた5集「火の発見」以降、23年ぶりの再会。
「いつもワンギュの低音が恋しかった。何年か前にフィリピンで会った。私が「体重を減らせ」という宿題を出した。1年で30キロ減量したそうだ。それ位の意思があればプファルのリードボーカルの座に不足はないと思った。」
10代目ボーカルのチョン・ドンハを2013年にソロ歌手として見送った後、彼は「イ・スンチョルが脱退したころと同じようなスランプに陥った。」と打ち明けた。
14集で過去、現在、未来のすべての瞬間を考察するつもりだ。
「速い曲を少し入れるだろう。ワンギュが来るから。ギター演奏曲も入れたい。ロイ・ブキャナン、ゲイリー・ムーアに匹敵するような曲で。」
今年始めた Youtubeチャンネル「キムテウォンクラス」で最近「キムテウォン石箱」プロジェクトを進行中だ。音源プラットフォームのGENIE MUSICと共に非対面式オーディションを開催し原石のようなアマチュア音楽家を発掘するというもの。現在決勝を控えている。
「一方ではいつも不満があった。複数の放送局と企画会社が掌握した場で外見のような基準を突き付けるスター製造方式に。自らの音楽に夢中になり、自分のコンプレックスと戦う過程から登場するミュージシャンを見てみたい。7歳の純粋さを大切にしている人を選びたい。」
先月エンニオ・モリコーネが亡くなった時、彼は実の父親を亡くしたような痛みを感じたと言った。プファルの2集で映画「ウエスタン」、10集で「ミッション」のテーマをギター演奏で再解釈した。
「会ったことはないが、私にとって偉大は師匠でした。レッド・ツェッペリンを知る前にモリコーネがいた。彼の情緒と旋律、生き方と音楽が、すべて私の道しるべでした。」
俳優で例えるとクリント・イーストウッドが彼のロールモデルだ。
「彼が手を付けるとどんな作品も品格が生まれる。そんな生き方が残りの夢だ。
キム氏はもしかするとまだ人生の荒涼とした西部のどこかを歩いているのかもしれない。
原文↓
https://www.donga.com/news/article/all/20200820/102576012/1
(日本語訳=花かんざし)
プファルの13集が発売されたのが2012年。6月に音源が公開され、CDアルバムは7月になって発売されました。あれから8年になるのですね。とうとう、ついに、やっと、14集が現実っぽくなってきたような気がします。その前に、9月2日にシングル「瞬間」がリリースとのこと。しかもピアニストのイルマさんとの共同作曲だなんて。今から本当に楽しみです~
(日本語訳=花かんざし)
プファルの13集が発売されたのが2012年。6月に音源が公開され、CDアルバムは7月になって発売されました。あれから8年になるのですね。とうとう、ついに、やっと、14集が現実っぽくなってきたような気がします。その前に、9月2日にシングル「瞬間」がリリースとのこと。しかもピアニストのイルマさんとの共同作曲だなんて。今から本当に楽しみです~
追記:「瞬間」の発売は当初の予定から10日ほど遅れるようです。
◆キムテウォンクラス◆
◆キムテウォンクラス◆
記事の中に登場したキム・テウォンさんのYoutubeチャンネル
「キムテウォンクラス」↓↓
日本でも人気?の韓国ドラマ「梨泰院クラス」をもじったネーミング。キム・テウォンといえば、梨泰院。梨泰院と言えばキム・テウォンを連想するのかしら?
そういえば、以前UVが歌った「梨泰院フリーダム」の歌詞の中にもテウォンさんのお名前がありましたね^^
隠れた原石を探すオーディションの様子だけでなく、コロナによる自粛生活の中での悩み相談や、ドラマ「賢い医師生活」の中で演奏シーンがあった「ロンリーナイト」をプファルが演奏したり、色々な動画があるので要チェックです~
隠れた原石を探すオーディションの様子だけでなく、コロナによる自粛生活の中での悩み相談や、ドラマ「賢い医師生活」の中で演奏シーンがあった「ロンリーナイト」をプファルが演奏したり、色々な動画があるので要チェックです~
余談ですが、上の動画の中で応募者の動画を審査をしているテウォン氏の口からNORAZOという言葉が出てきましたよ~。
◆K-POP歌詞手伝い(K-POP 가사도우미)◆
最近始まったばかりのコンテンツ「K-POP歌詞手伝い」にWINNERのカン・スンユンさんと一緒にテウォンさんがMCに抜擢され、有名な楽曲の歌詞の解釈をしています。
こちら↓のチャンネルの中から「K-POP 가사도우미」を探してください。
◆K-POP歌詞手伝い(K-POP 가사도우미)◆
最近始まったばかりのコンテンツ「K-POP歌詞手伝い」にWINNERのカン・スンユンさんと一緒にテウォンさんがMCに抜擢され、有名な楽曲の歌詞の解釈をしています。
こちら↓のチャンネルの中から「K-POP 가사도우미」を探してください。
https://www.youtube.com/channel/UCchaBTNsf2IUl4JuKXLwJxg/featured
가사도우미(カサトウミ)といえば、普通は「家事手伝い」という意味なのですが、「家事」の韓国語と「歌詞」の韓国語が同じ「가사(カサ)」なのです~なのでこの番組は「歌詞のサポート」をするという意味なのです。
第1回目はBTSの「春の日」
가사도우미(カサトウミ)といえば、普通は「家事手伝い」という意味なのですが、「家事」の韓国語と「歌詞」の韓国語が同じ「가사(カサ)」なのです~なのでこの番組は「歌詞のサポート」をするという意味なのです。
第1回目はBTSの「春の日」
第2回目はIUの「좋은 날(良い日)」を取り上げています。
「良い日」というタイトルなのに悲しい結末の歌詞ですが、実はモチーフになっている小説があるとか。それは玄鎮健(ヒョン・ジンゴン/현진건/1900~1943)の短編小説「運のよい日/운수 좋은 날」。色々と奥が深いです~~
ところで12分20秒あたりから14集について語っています。
ここで14集のタイトルを「Moment(瞬間)」と言っています。
実は、映画「海の上のピアニスト」からヒントを得たとか。
参考動画↓
この映画の音楽監督が今回の記事にも出てきたエンニオ・モリコーネ。
だから、ピアニストのイルマさんなのかと納得しました。
現在、テウォンさんのお父様はアルツハイマー型認知症で一緒に暮らすお母さま以外は誰なのかわからなくなっているそうです。
そんなご両親の20代の頃の出会いの瞬間を想像し音楽にしてみたいとのこと。
そのような過去の瞬間もあり、今現在も瞬間であるし、未来も瞬間である…
これが14集アルバム、そして今度の新曲「瞬間」のコンセプトなんですね。
Youtubeといえば、ドラムのチェ・ジェミンさんもチャンネルを持っておられます。
最近は、プファルの名曲の歌詞をユニークな独自解釈で説明している動画もあります~上の動画は「생각이나(思い出す)」の歌詞解釈です~~
2020-08-29 14:00
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