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【記事訳】[インタビュー]チョン・ドンハ③「ミュージカルは寒さに震えていた私にぬくもりをもたらしました」 [Jung Dong Ha 2017]

スポーツ京郷のチョン・ドンハさんのインタビューその3です。7月末の記事なのに、随分時間がかかってしまいました(汗)さて、インタビューの最後はミュージカルの話題です。ミュージカル俳優として舞台に立つ時と、歌手としてステージに立つ時で音楽への向き合い方が違う話は興味深かったです~^^ 
  
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 [インタビュー]チョン・ドンハ③「ミュージカルは寒さに震えていた私にぬくもりをもたらしました」
記事入力:2017.07.31 06:06:00
ソン・ミンジ インターン記者


歌手「チョン・ドンハ」といえば、押さえて置かなければならないのがミュージカルだ。チョン・ドンハは2012年ミュージカル「Roly Poly」の出演を皮切り、に「ヨセフ・アメージング」、「ジャック・ザ・リッパー」、「ノートルダム・ド・パリ」、「二都物語」、「トゥーランドット」などの作品で活躍した。彼は「トゥーランドット」のカラフ役で7月10日に開催された「2017大邱ミュージカルフェスティバル」の閉幕イベント「DIMFアワード」で主演男優賞を受賞した。2014年今年の新人賞、2016年今年のスター賞につづく3つめの栄光だ。

7月25日汝矣島のあるカフェで出会ったチョン・ドンハは「幸せで、その賞に恥じない人になるよう努力する」と感想を述べた。おそらくこの簡単な感想には、多くの意味が含まれていたはずだ。
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画像:エバーモアミュージック

■チョン・ドンハとミュージカル #大根役者 #自我形成 #伝達 #進化

- 主演男優賞を受賞した。自らの演技について評価すると?


ミュージカル俳優として最初の頃に出演した「ジャック・ザ・リッパー」などは大根役者でした。

しかしその時も歌っている時のように本質を考えていたことには違いないです。「狂った」のを見せなければならない舞台では本当に狂おうとしました。ところが下手だったので閉じ込められている気分もしました。顔だけ怒って叫んで、身体は縛られている感じでした。バランスを重視する私としては「ミス」でした。

そんな閉じ込められているような感じは、作品を繰り返しながら打ち壊したようです。今は演技力が大分よくなったと思います。


- 2012年といえばバンドプファル(復活)に盛んに集中していた時期だ。どうしてミュージカルを始めることになったのか


ミュージカルが私の性質とよく合います。ステージが好きな私にはぴったりです。またもう一つの理由は、ミュージカルは俳優・スタッフたちが一緒に何かを作っていくジャンルですが、私は何かを「一緒に」作ることに対して飢えていたもので。

私のように一人でいる時間が多い人は自我の形成がうまくいっていません。価値観は相対的なものですが、他人と比較することができず「私はこういう人だ」というのがわからないのです。ところがミュージカルの演技では(脚本家が)明確に作り上げたキャラクターがあるので、様々な自我を服のように着ることができるのです。その作業がとても良かったのです。歓びを感じたのです。


- ミュージカルをやりながら、いつ自分が変わったと感じたのか?


私は元々ほとんど泣きません。感情の揺れも大きくない方です。ところがある日一人でセリフを言いながらいつの間にか涙を流していたのです。不思議でした。私は心臓が鼓動している人だったんだなと思って嬉しかったのです。

分かりやすく言うとこういうことです。あまりに寒いところにいたので寒いとも知らなかった人が、ある日扉を一つ開けたら暖かいのです、ではどれ位その中に入りたいでしょうか?そんな飢えをミュージカルをやりながらずっと感じています。

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ミュージカル「トゥーランドット」で主人公カラフ王子役を担った
歌手チョン・ドンハの舞台の写真
画像:DIMF

- 作品を選ぶとき主にどんな役に惹かれるか?

私が生きてみたい自我を持っているキャラクターならどんな役でもやりたいです。その人生を感じてみたいのです。

まだいくつか候補を置いて作品を選んだことはほとんどありません。機会が合う作品があればすぐやりたいものです。

あ!創作ミュージカルを避けたことはあります。相対的に俳優がキャラクターを作っていかなければならないのが大きいですが、わたしはまだそんな能力がないと思っていたのです。それでキャラクターのフレームがはっきりしているライセンスミュージカルを好みました。今回出演した「トゥーランドット」は半創作ミュージカルなので出来ますが、チャレンジの結果がよくて幸せです。


- ミュージカル俳優として舞台に上がる時どんな事を念頭に置くか?


演技は上手に出来なくてもこれだけは守ろうと努力します。キャラクターとして一つの人生を生きるように作品に臨むことです。


- 歌手とミュージカル俳優として、音楽に向き合う部分が違うようだ。


ミュージカルナンバーを歌う時は「伝達」それだけを考えます。演技であれセリフであれ何であれ。与えられた状況と物語に没頭します。その時の私は照明、舞台、小道具そんな要素と対等な一つの道具にすぎません。その舞台を観客にきちんと伝えるために歌と演技をするのです。

歌手としては伝達だけ考えられないようです。伝達は伝達ですが、感性と感性が出会うのです。憂鬱な気分の時、楽しい音楽を聴くと気分が良くなるように、感性の変化が生じます。歌手としてステージに立つ時は、誰かの感性を完成させるために努力します。


- 最近、仕事上の悩みがあるとすると?


考え方が単純な方なので、深刻な悩みはありません。ただ良い方向へ発展したいのが悩みだといえばそうです。

私は2回のプロのレーシング競技に出た事がありますが、レーサーとしての素質が優れていません。レースをしたらラップタイムを縮めなくちゃです。どうして縮めるのかご存知ですか?トラックを回る時コーナーを感じます。「ここでブレーキをこのくらい踏むとラップタイムが速くなるんだな(遅くなるんだな)を体得するのです。

同じように私は歌を歌って自分がやったステージ映像を見ながら自分自身を客観的に感じるようにします、私の体が長所を生かそうと反応して、反対に短所を見せないようにしようと本能的に努力するようになります。

生命体は、どう進化するのか悩まないように、私も気が付かないうちに良い方向へ進化しているようです



- どんなキャッチコピーで呼ばれたいか?

事務所では「ライブの皇帝」を推しているようですが、私は小さく「舞台の上の生活の達人」と呼んでほしいです。


記事原文↓

http://sports.khan.co.kr/entertainment/sk_index.html?art_id=201707310606003&sec_id=540101&pt=nv

インタビュー① http://papercascade223.blog.so-net.ne.jp/2017-08-08
インタビュー② http://papercascade223.blog.so-net.ne.jp/2017-09-12


文中で「一緒に」作り上げる作業が好きだという話が出てきました。意外にもプファルはバンドだったのに、いつも一緒にいて作り上げる感じではなかったようですね。テウォンさんのラジオに毎週金曜日にプファルメンバーが固定ゲスト出演していますが、その時のトークを聴いていても、公演などの仕事以外ではメンバー同士で会わないようで。アルバムの作業があると忙しいのでしょうが、普段は案外あっさりとした関係なのでしょうね。

一緒に一つの作品を作り上げていくミュージカルの歓びを知ってしまったら、もう病みつきになるのでしょうか?また良い作品に出合って素敵なミュージカル俳優としての姿も見せてほしいです。

その前に新しいアルバムが出るのですよね~こちらも楽しみですし、実は秘かに来日にも期待しています~~


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